手挽きのこ・手のこ
作業スピードは、電動ののこぎりにはかなわないけど「安全性が高い」のが「手挽きのこ」または「手のこ」といわれるのこぎりです。
「のこぎり」と聞くと、こののこぎりを思いつく方も多いと思います。
実は、この「手挽きのこ」にも種類があります。
「刃」が片側についている「片刃」タイプ、両側に刃が付いている「両刃タイプ」。
また、縦挽き用、横挽き用などです。
縦挽きとは、木目の方向に沿って切るための刃のことで、抵抗が少ないため、刃の目は大く、かがり目とも言います。
横挽きは、木目に逆らって切るための刃であり、繊維を断ち切る必要があるため、刃の目は細かく、なげしと呼ばれる切刃が表裏交互に並んでいます。また、江戸目とも呼ばれています。
「両刃タイプ」には、この「縦挽き用」と「横挽き用」がついており、「片刃タイプ」には、「横挽き」であることが多いようです。
で、問題なんですが、集成材は「短尺の木材を柾目、板目方向に関係なく、接着剤を使って、フィンガージョイントにより貼り合わせた材」のことをいいます。
(詳しくは、「集成材とは?」をご覧下さい。)
縦挽き、横挽きのどちらを使えばいいのでしょう???
実は、「集成材用のこぎり」というのこぎりもあるのです!
もし、見つからなければ「硬質材用」のものを集成材を切るときには使うといいでしょう。