反りとは?

集成材の反りについて

 

集成材は反らないと思われがちですが、集成材も反ります。
無垢板に比べれば、反りの頻度や程度は小さいと言われますが、集成材であっても小さな角材の無垢材の集まりのため、全く反らないということはありません。
 
出荷の際は検品をし、なるべく反りのないものを出荷しておりますが、水分の吸湿・乾燥の影響で反る可能性があります。そのため、商品のお届け後は、なるべく早く開梱し、製作や施工をお願いいたします。
 
製作の際には、細心の注意を払っておりますが、反りが生じる可能性は木材の性質上起こりえるため、反り・曲がりによるクレーム、返品はお受けできません。ご理解の程、お願いいたします。
 
なお木材は、性質上、巾方向に反る可能性が高いため、巾の広いサイズは注意が必要です。また、厚みが薄い板ほど反りやすいため、「巾が広く、厚みが薄い」サイズのご使用には反り防止の措置をされることをおすすめします。
 
判断基準としては、次の通りです。
厚み20mmの場合、巾300mmまでは極端に反らないと思います。
厚み25mmの場合、巾400mmまでは極端に反らないと思います。
厚み30mmの場合、巾500mmまでは極端に反らないと思います。
厚み36mmの場合、巾600mmまでは極端に反らないと思います。
厚み40mmの場合、巾700mmまでは極端に反らないと思います。
厚み45mmの場合、巾800mmまでは極端に反らないと思います。  
 

集成材のお取り扱いについて

● 屋外に置かないでください。

● 地面に直接置かないでください。

  梱包されていても地面に直接置くと湿気を吸収します。

  パレットや棧木などを下に敷いて保管してください。

● 開梱後はなるべく早く施工をお願いいたします。

● 直射日光を避けてください。

  片面だけ日光に当たると反りの原因となります。

● 水分に気を付けてください。

  水に濡れますと変色・シミ・反り・ひび割れの原因となります。

  また、木口は水分を吸収しやすく膨れの原因となります。

● 高温のものや発熱するもの(エアコンやストーブ、湯呑み、FAX、パソコンなど)を

  直接置いたり、近づけたりしないでください。

  部分的な感想や加熱および吸湿も反りの原因となりますのでご注意ください。

● コンクリート打ち込み、モルタル塗の現場には保管しないでください。

集成材が反ってしまった時の応急措置

反った内側に刷毛などで水を塗ってください。

外側にはビニールシートなどを当て、外気に当たらないようにして様子を見てください。

くわしくはこちらで反りを直す方法をご紹介しています。ご参照ください。