枠材(わくざい)

積層材(集成材)の枠材

材料

枠材(集成材)の材料

ゴム積層材:厚み30mm×巾100mm×長さ440mm・・・2枚

         厚み30mm×巾100mm×長さ500mm・・・2枚

加工     :鴨居5/7センター加工

         敷居5/7センター加工

         丸穴7Φ突止め加工・・・8か所

         面取り加工(上のみ3mm面)

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加工のご紹介

今回は、「こんな加工もできますよ」というご案内をしたいと思います。

みなさま、この加工を参考にしていただき、応用いただければと思っています。

枠材(わくざい)とは?

枠材

ふすまや障子のまわりの枠や引き戸のまわりの枠を「枠材」といいます。

 

枠の上のパーツを「鴨居」。

枠の下のパーツを「敷居」。

横で支えているパーツを「方立」もしくは「立枠」と呼びます。

鴨居と敷居

ゴム積層材の鴨居と敷居

今回の枠材は、ふすまや障子の枠材です。

 

鴨居と敷居には溝加工がしてあります。

この溝加工は5/7センター加工と呼ばれています。

 

これは、巾に対して凹凸の凸部がちょうど真ん中にくるように溝をほります。

また、溝の凹部の巾は7分(約21mm)、真ん中の凸部の巾は5分(約15mm)に加工してあります。

 

このことから「5/7センター加工」という加工の名称で呼ばれています。

 

溝の凹部の巾は7分(約21mm)は、障子やふすまのサイズが20mmと決まっているためにこのサイズでm加工することが多いようです。

また、真ん中の凸部の巾は5分(約15mm)は、3分や4分などいろいろな巾にするようです。

方立(立枠)

方立加工

方立(立枠)には、丸穴突止め加工が1枚の方立(立枠)に4箇所、上面にのみ3mmの面取り加工がしてあります。

 

丸穴突止め加工をすることで、ビス止めした時に、ビスの頭が外に出ることがありません。

また、突止めにしておくことで、ビスがゆるいということもありません。

 

次に、面取りですが「上面のみ」に面取りがしてあります。下面は、枠材を組んだ時には内側になりますので、面取りが必要ありません。

外側になる部分はしっかりと、面取りをしなくては、「角」が残ってしまい、この「角」で怪我をすることもあります。また、「角」が残っていると、木材もささくれたり、めくれたりしやすくなりますので、外側になる部分は必ず面取りを施してくださいね。

方立の面取り
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